「デジタル遺品」整理し終えた物と出来なかった物

40代。この度、約70%のデジタル遺品を整理・処分しましたが、30%は整理できませんでした。何をどうやって整理したかと、なぜ全て整理出来なかったのかについて書きました。

整理し終えたデジタル遺品

何から手をつかたら良いのか。

時間ばかりが過ぎていくので、まずは現在利用していないものから手を付けました。

使用していないオンラインアカウントの削除

●メール・アカウント
フリーメール(GmailやYahoo!メール等)
・yahoo!メールは”Yahoo!JapanIDの削除”より手順に従って削除
( https://account.edit.yahoo.co.jp/delete_user にアクセスするとログイン画面より削除画面に移動できます)
・Gmailはログイン→アカウント設定→サービスを削除またはアカウントとデータを削除

※フリーメールやアカウント内に保存したデータはすべて削除されるので注意

●ブログ
長年放置していて、アクセスの無いブログ
※ブログによっては、消したくない記事もあったので、別のブログに移動させました。

●SNS
使っていないSNSのアカウントを削除しました。

●オンライン銀行口座
利用していない口座は乗っ取りで犯罪に巻き込まれたり、口座内の残高やセキュリティも気になるので解約しました。

●ショッピングサイトの会員登録
普段利用していないショップで、特に、DMが送られてくる系は全て会員登録を解約しました。

有料サービスの退会

有料動画サイトを退会しました。
また、通常は無料なのに、プレミアム会員という有料のオプションがあるものも全て解約しました。

画像・動画

これが一番時間がかかりました。

容量が大きくなると、オンラインのDropBox等のクラウド上に保存すれば良いと思っていましたが、いくらセキュリティが高くても、オンライン上に保存したら将来どうなるのだろうという不安がありました。

という事で、クラウド内の画像を全て移動させてメディアに保存しました。

それにしても・・・

見返すと同じような写真が沢山あるものですね!

●ピンボケを削除
これだけでも随分減ってびっくり

●似たような写真は構図の良い写真、写りの良い写真を残して削除

●ダウンロードしたフリー画像をすべて削除
必要なら後でもう一度ダウンロードできる

どうしても遺品整理出来なかった物

どうしても今整理できないものは、やはり今現在リアルタイムで利用しているものと、思い出の写真・画像データですよね。

光・インターネットプロバイダー

今こうしてブログを書いているので、どうしても契約を解除できません。

スマホ・PC

固定電話を引いてないし、写真の撮影やら、レシピ検索、交通情報、天気の確認、ニュースのチェックなど、ほとんどスマホに頼っているので、おそらく一番最後まで解約できないのはスマホだと思います。

また、この記事を書いているのは今使っているパソコンです。これも最後まで処分できません。

タブレットは主にオンラインゲーム、動画、料理のレシピに利用していました。すでにオンラインゲームはアカウントを削除して今はゲームをしていませんから、タブレットは処分予定です。

自動購入・定期購入の商品

自動購入といえばサッカーくじ等毎週300円1口という風に購入しているが沢山います。少額でも長年放置となると大変です。

今飲んでいるサプリメントが、定期購入が一番安いので、どうしても解約できません。

自分亡き後、誰かが分かるようにメモしておきました。

収益の出ているブログ等

このブログもそうですが、一部のブログは毎月わずかな収入があります。老後のことを考えると必要なので削除できません。スマホと同じくらい解約が難しいのがアフィリエイト中のブログですよね。
これも、どこのサーバーと契約しているのかと、ブログにログインするパスワード等をメモしておきました。

思い出の画像・動画等

冠婚葬祭・家族の思い出の写真は誰かに引き継ぐことに。画像などのデータは、将来的にもっと簡単に大容量のデータを保存出来るようになるのでしょうから、今一気にたくさん削除しなくてもいいのかもしれません。

整理・処分できなかった物の整理

プライバシーとアイデンティティの壁

遺品整理など、身の回りの整理を始めると、すぐに立ちはだかる壁があります。
どう表現したらいいのか。ここではプライバシーとアイデンティティと表現します。
自分亡き後は、自分のプライバシーは絶対誰かに知られてしまいます。

どうしても捨てられないけど誰にも見られたくないものは、タイムカプセルのように穴を掘って埋めたいと思ってしまいます。30世紀くらいの未来の人が掘り起こして笑ってくれればうれしいのですが、きっと数十年以内に宅地開発などで工事関係者が発見→破棄になるのだと思います。仕方がありませんね。残念なことに物やお金は持って逝けないので。

どうしても見られなくないものは思い切って破棄しました。ニュースなどで火事等で何もかも燃えてしまって思い出の品を失ってしまった方々からすれば、見られたくないものが残っている私など幸せだと痛感します。自分で自由に、必要な物を選ぶ時間があるなんてよく考えたら贅沢なことかもしれません。

整理・処分出来なかった物の解決方法

●画像などのデータは容量の大きいメディアに小さくまとめました。

●自動購入の物は、手動に切り替えました。
定期購入をクレジットカードにしていると、クレジットカードの期限が切れると購入不可になるはずですが、振込用紙に切り替わったりすることもあるかもしれないと予想して、思い切って複数解約しました。1つだけは良く利用するものなので解約しませんでした。

デジタル以外にも毎月支払いの民間保険とかクレジットカードの年会費とか整理するべき遺品は本当に沢山ありますよね。遺影の写真はどれにしてほしいかとか、墓はどうするとかを書き留めるのはもちろんのこと、遺品整理は自分自身で思い立った時に始めたいです。私の場合は、かなりの量を処分し終わったのですが、迷った時は、緊急時に何を持って逃げるかを考えて処理しました。

差支えないものだけ残し、遺言書にパスワードを書き留めておく。PC内に何も残っていなくても、PCやスマホのパスワードは残された人のためにメモしておきたいです。

今回、ついでにパスワードを全て一新しました。パスワードは定期的に変更しなくてはいけませんが、ここ1年ほどは変更していませんでした。すべて違うパスワードにして、忘れないようにメモ。メモすること自体セキュリティにとっては良くないかもしれませんが、自分にしか分からない暗号を作りパスワードにしました。今後は自分専用の暗号を元に月1ペースで変更予定。結構楽しいです。

・・・この暗号を用いたパスワード変更についても誰かに引き継がなくてはいけませんが・・・

まとめ

今回は、デジタル系の遺品についてでした。

PC1つ、スマホ1つで、膨大なデータを扱える便利な時代ですが、オンライン上に(世界中のとても公な場所に)自分の情報が存在(または散乱)している事がどんな事なのが、深く考えるきっかけになりました。

家族は、故人のプライバシーに配慮しつつも、もしものトラブルを考えると遺品を確認せざるをえません。おそらく家族は専門家に頼んでPC内の情報を取り出すことでしょう。大変な費用と手間がかかる上にPC自体の処分にも困るかも。

見られたくないけど生きている限り消したくない情報が有る場合は、選択した期間アクセスされなかった場合のみ削除してくれる便利なソフトも発売されています。「自動削除ソフト」などで検索すると出てきます。

最近では遺品整理を請け負う専門業者もあるようですから、一度相談してみるのもいいかもしれません。遺品整理士という資格があるそうですね。今後こうした職業の方が増えてくださると大変有り難いです。

※この記事は、デジタル遺品の処分を推奨するものではありません。遺品整理は個人の自由ですので、必要なものまで処分してしまわないよう細心の注意が必要です。

一番怖いのが株やFXなどの取引をしている場合です。自分がいなくなった後、大きく変動して多額の損失を出してしまうことも。投資系は、デジタルか否かに関わらず、必ずその存在を”信頼できる”第3者に伝えるなどの必要がありそうです。

また、毎月定額の寄付などをしている人も、時期を見て退会、もしくは家族にその存在を伝えておくとか、引き継ぐならその手続き等の必要がありそうです。

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