正式書類に100均の朱肉は使える?少し高いのと比べてみた。

Daiso(ダイソー)、Seria(セリア)など、

100円ショップで買える朱肉
正式な書類の印鑑を押す時に使えるのでしょうか。
少しだけ高い朱肉とも比べてみます。

ついでに捺印マットも100均のと少し高いのを比べておきますね。

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正式書類に使う【朱肉】に決まりは無い

結論から言ってしまうと、朱肉に関してはどんなものを使おうと、書類上は問題ないようです。

正式書類に印鑑を押すところ

紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

朱肉には大きく分けて「練朱肉」と「スポンジ朱肉」があり、本格的な練朱肉は発色も良く、印影はとても素晴らしいです。

でも、そこまでこだわる必要が無い人は、「朱肉」として売っているモノを使えば100円であっても問題ありません。

どんな朱肉を使ったとしても、書類の重要性が欠けてしまうなどの問題は基本的には無いからです。

ただし、スタンプ台のインクを使っていいの?という疑問については、現状使っている人もいるものの、印鑑を押す際には朱肉を使った方が良い理由があります。

印鑑には朱肉。スタンプにはスタンプ台

スタンプのインク(スタンプ台など)と朱肉は別物。

印鑑とスタンプは、それぞれ適したインキがあるので、印鑑を押すときには「朱肉」を使った方が好ましいのです。

印鑑の多くは、象牙(象の歯)、牛の角(黒水牛など)、天然木(柘など)で出来ていて、朱肉というのは印鑑の材質に適した材料で出来ています。

一方スタンプは、一般的にゴム製や樹脂製で、スタンプの印面を傷めない印材のスタンプ台を使います。スタンプは油に弱いので基本的には水性などのスタンプ台を使います。(スタンプ台にも油性バージョンはありますが、ゴム印・樹脂印の印素材に適したインクに仕上がっている)

スタンプ台→ 基本的に水性。素早く乾く。ゴム印用(粒子が細かく紙に浸透しやすいので乾きやすい)時間とともに消えていく可能性があり、水にぬれるとにじみやすい。

朱肉→ 基本的に油性。長期保存に適している 印鑑に適したインク。印材を傷めない植物性の油脂を使用。油分が多いので水にぬれても滲みにい性質。柘(つげ)などの天然木の印鑑は油に弱いが、そもそも天然木の印鑑は、印材のふき取りなどのメンテナンスを丁寧に行うことを前提に買い求める。

以上の事から、スタンプにはスタンプ台を使い、印鑑には朱肉を使った方が良いという事です。逆の事をしてしまうと、印面を痛めてしまいます。

100均の朱肉と少し高いのを比べてみました

朱肉は安価なものから超高級品までピンキリですが、今回は100均の朱肉と、それより少し高いものを比べてみました。

印影の違いは歴然

左が100均の朱肉。右が350円の朱肉です。

どうでしょうか。同じ押し方をしても、インクの付き方も色も違います。

インクの正しい付け方は、朱肉に対して印鑑をポンポンポンポンと軽く複数回押し当ててインクを付けます。決して「むぎゅぅ」とか「ぐりぐりぐり」とかねじ込んで付けたりはしないでください。印面にまんべんなく均等にインクを付けるためには、軽くポンポンポンポンポンポンポンとまんべんなく付けます。

ちなみに、紙を裏返すと、今度は左が350円の朱肉で、右が100均の朱肉ですが、100均の方はにじみが大きいですね。

さて、先ほどの350円の朱肉なんですが、他の300円台の市販の朱肉と比べてもキレイなんですよ。

使っている印鑑はどちらも100均の認印です。右の朱肉はすごくキレイ!

 

【今回使用したちょっと高い方の朱肉】
eはんこさんオリジナル商品。すごく小さくて持ち歩きにも便利。eはんこさんのベストセラーでロングセラー商品。
【サプライ】【朱肉】丸山工業 文化朱肉25号(B-6)


【サプライ】【朱肉】透明朱肉(小)ダイヤ8号

持ち歩きより使いやすさを重視する場合は、もっと大きいタイプもありますよ。今回のタイプは印面の直径より一回り大きいくらいのサイズですごく小さいです。

よく印鑑を押す人はもっと大きい面のがおすすめ。

100均の捺印マットとちょっと高いのを比べてみた。

捺印マットってすごく大事ですよね。大事な書類に印鑑を押すときに、印鑑がキレイに押せるのはもちろん、押すときの滑り止めにもなります。

「捺印マット」もやっぱり違う!

100均のでも十分なのですが、実際に使用して比べてみるとその差は歴然でした。

左が100均。右が284円で買った捺印マット。

大きさと厚さの違いはこんな感じですね。

両者共に素材は天然ゴム

追記:確認したところ、100均のは合成ゴムでした!284円のは天然ゴムで弾力性のある素材とのことです。

284円の捺印マットは厚みがあって、素材がもったりしていて柔らかいです。

では印鑑を押してみましょう。
左が100均の捺印マット。右が284円(税込)の捺印マットです。

はい。同じ印鑑を使用しても、右の捺印マットを使うと、ピタッと押せるんです。
押した時の手にかかる圧というか、押しやすさも全然違います。押して、印鑑を紙から離す瞬間の感じも違います。押しくらべてみてほしい~~~~って思います。

でも、ここで言っておきたいのは、100均のでも十分押しやすいという事。100円でこのクオリティってすごいです。100円にしては信じられないくらい最高なんです。でも、比べてしまうと、やっぱり違う・・・。

 

【今回使用したちょっと高い方の捺印マット】
シャチハタ なつ印まっと 特小型


Amazon

楽 天

Yahoo!

ちなみに正式書類に100均の「認印」や「シャチハタ印」は使わないほうが良い

100均の印鑑は店でも「認印」として売られていますよね。大量生産品で同じ印鑑がものすごい量出回っているので、認めとしては使えても、正式な書類には使わない方が良いでしょうね。

正式書類、朱肉、印鑑(実印)

まぽさんによる写真ACからの写真

シャチハタも正式書類では使いません。シャチハタはインクがゴムの表面からインクが染み出る設計。使われているインクもゴムを透過できるほど粒子が細かく、浸透しやすいインク。だから紙にも浸透しやすくて乾きやすくてい良いのですが、朱肉と比べると消えやすく、長期保存には向きません。また、ゴム印の劣化によって印の形が変わってしまうのも心配です。以上の事から、正式な書類には使われません。

電子契約が進む中、ハンコが電子署名に置き換わる流れは止められませんが、ハンコを押す行為自体が好きになってしまうくらい、今回の朱肉とマットは気に入りました!良いものは良いですね。

まとめ:100均のも使えるけど、すこし高いのがおすすめ!

印鑑に使う朱肉は、
100均で買った物でも十分使えます。

でも、数百円足すと差は歴然。

正式書類に使う機会があるのなら少し高い物をおすすめします。

ついでに捺印マットも、ちょっとだけ高いのがおすすめ。(高級品は不要)

管理人のアラフォーメンバーの中には、超高級朱肉や本革の捺印マットを使っている人もいれば、100均の認印とスタンプインクで銀行印を作った人もいますが、今回、朱肉も捺印マットも、数百円ですごくコスパ大の商品がある事に感動していました。高級朱肉を使っていた人は「こっちのほうがいいな」と言うし、100均のを使っていた人は「これ買いやな」と言いました。

結論:正式書類にはちょっと高い朱肉がおすすめ!捺印マットも100均ので十分だけどやっぱりちょっとだけ高いのがおすすめ!

この記事の担当者
まち

アラフォー。バツ複数回。結婚より独身が向いている。人生はサバイバル。経済的自立と防犯防災対策の重要性を感じている。一方で本を読みだすと自分空間に入りこみ、近隣で大きな事故があってサイレンが鳴っていても気づかない。

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