買ったばかりの最新PC。動作も早く問題ないはずなのに、時々なぜかボディが熱を持つ。大きな容量を必要とするゲームや画像・動画処理ソフトも使わないし、不要な常駐ソフトやアプリも削除してメンテナンスもしているのに。
なぜか定期的に高温になったり動作音がうるさくて困っていましたが、Windows Updateの配信の最適化の設定を変更してからは、まったくと言っていいほど症状はなくなりました。
※PCが重くなる理由の多くは常駐ソフトやアプリ、メンテナンス不足による不要なデータの蓄積など他の影響が大きいのでまずはディスクのクリーンアップ(Win10ならストレージセンサーON)だけでなく、システムファイルのクリーンアップや、不要な常駐ソフトの停止や無効化(要バックアップ)などを検討されてください。あとは変なマイニングウィルスに感染している可能性も。また、タスクマネジャーを確認してCPUを使いまくっている要らない物があれば対策します。例えば「wsappx」(Microsoft Storeのアプリの自動更新をしているらしい)が立ち上げ時にCPUを20%以上使用していたのでMicrosoft Storeを開いて設定から「アプリを自動的に更新」をOFFにしたらWindowsのウィーーーーンが少なくなったり。Dell の場合は初めからインストールされている「SmartByte Network Servise」という、動画視聴やビデオ通話等をする際に他のプログラムよりもこれらの通信を優先してくれるおせっかいサービスらしいのですが、これのせいで画面が青くなったり(ブルースクリーン)フリーズしまくる人も多いそうで、アンインストールするか無効にした途端PCが安定した人もいるみたい。あとはブラウザでタブを開き過ぎていたり履歴やキャッシュがたまっていたり、ブックマークが多すぎたりでメモリの消費が激しくなっているかも。要らないものは削除して動作を軽くしたいです。
※この記事は個人的な体験談で、該当の設定をお勧めするものではありません。
配信の最適化ファイルって何?
ディスクのクリーンアップで、削除するファイル一覧にあるこのファイルの正体は、Windows10から登場した「Windows Updateの配信の最適化」のファイル。
(↑画像はディスクをクリーンアップした後の状態で、すでに配信の最適化ファイルは削除されて736KBになっていますが、削除前はおそろしい容量でした。しかし管理人はこれを削除しただではPCの思い動作を改善することはできませんでした)
Windowsの更新プログラム等を他のPCから取得したり逆にこちかから配信したりするというもののようです。
今までは全てのユーザーが更新プログラムをマイクロソフトのサーバーから取得していたけれど、Windows10からは、近くに必要なプログラム等を持っているPCから自動的に取得できるし、自分のPCに誰かが必要なプログラムがあれば、その誰かに提供できるというものみたいです。
自分の他のPCやネットワーク上の知らない人のPCと一時的にファイルを共有する感覚?(P2P:pear to pear ピア・トゥ・ピア のような感じだと思います)
1つのネットワーク内でWin10のPCが複数台ある場合も、効率よくアップデートできますね。
しかし、全然知らない人のPCがインターネットを介してあなたのPCとつながってプログラムをダウンロードしたり、アップロードしたり…セキュリティ面で不安になります。この辺りは問題無いらしく、しっかり対策されている「らしい」です。
とにかく、この配信の最適化によって、マイクロソフトのサーバー負担が減り、沢山の人がスムーズに更新等を完了できるという事になるでしょうか。管理人的には、みんなで協力しあおうよ的な措置のようにも思えるし、最近のシステムの流れに乗っている感じにも思えます。(中央サーバーに打撃があっても他の数多くのマシンによって状態が保たれる最近の流れ)
この配信の最適化ファイル自体は、放っておいたとしても、容量が大きくなりすぎたり、不要になったり、一定時間が経過すると自動的に削除されるらしいのですが、我々ユーザーの利便性を考えた場合、突然ゲームの動きが重くなったりしたら・・・
マイクロソフトのサポートでもそうした場合は手動でクリアできます的な説明があるのですが、なんか腑に落ちないというか、すごく面倒な気がします。
このファイルはPCを最新の状態にしてから削除という意見もあって、念のため最新の状態にしてから削除することをお勧めしますが、私はあまり気にせず消してしまいました。おかげで空き領域が増えて気分的に軽くなりましたが、これだけでは「PCが定期的に動作音を発し、熱くなるという問題」は解決できませんでした。
(PCが最新の状態かどうかを確認するには、スタートメニュー(左下のWindowsマーク)を右クリック→設定→更新とセキュリティを開き、「更新状態」が「お使いのデバイスは最新の状態です」とか、更新プログラム一覧が表示されます)
「他のPCからダウンロードを許可する」をOFFに
この機能、OFFにすることもできるので、なんとなくOFFにしたところ、明らかに今まで頻繁に熱を持っていたPCが熱くならなくなったではありませんか!
時々何もしていないのに大きな音を出すこともなくなりました。
あれはどこかの知らない人が私のPCから更新プログラム等を取得していたのかもしれないし、私のPCもどこかの誰かのPCにお邪魔していたのかも?と思うと、それはそれでコミュニティに参加しているかのような、ちょっとした社会性を感じなくもないですが、PCが高温になって負担がかかりまくる感じはよろしくないので、設定は今後もOFFで行こうと思います。なんかすいません。(今後もっとシステムが安定してより軽くなった時にはONにしようかな。というか、管理人のマシンのスペックが低いだけなのかもしれません)
Windows Updateの配信の最適化を無効にする方法
ここでは無効(OFF)にする方法を書いているのですが、有効(ON)のまま、「ローカルネットワーク上のPC」を選べば、インターネット上の他のPCと共有しなくて済むようです。
でも家にPCが1台だけとか、プログラムの更新が必要なデバイスが1つの場合OFFでいいのでは…
私の場合ローカルネットワーク上のPCは2台ですが、2台で更新プログラムをやり取りして効率が良くなったとしても特にメリットをあまり感じられないので、機能自体を無効にしました。
画面左下のスタートボタン(Windowsマーク)を右クリック→設定をクリック
「更新とセキュリティ」をクリック
「詳細オプション」をクリック
「配信の最適化」をクリック
他のPCからダウンロードを許可するを「OFF」にする。
その後
設定を変えてからしばらく経ちましたが特に問題なくPCは使えています。
PCを触っても熱持ってない!
始めにも書いたように、通常PCに負担がかかるのは不要なデーターやファイルの蓄積や常駐ソフトなどが原因の可能性が大きいですし、他にも原因があると思いますのでご注意ください。